2023.08.05
木造の市場性②
いつもブログをお読みいただき誠にありがとうございます。
前回は木造に関わる建築基準法の変遷についてお話いたしました。
今回は木造の市場性②と題しまして、木造建築の可能性をご説明していきます。
前回の通り、法律を変え、国をあげて木造建築を勧めてきましたが、
現在の新築建築物に占める木造建築物の割合はご存知でしょうか。
国土交通省が発表しました資料(R2年度「建築着工統計」)によると、
以下の結果となりました。
住宅領域と比較してご確認ください。
【住宅】(1~2階)
・木造:88%
・非木造(鉄骨・RC):12%
【非住宅】(1~2階)
・木造:9%
・非木造:91%
上記の通り、
住宅については、木造率が80%になりますが、
非住宅建築については10%も満たない結果となっております。
非住宅分野における木造化率はまだまだ低く、
木造建築の規制緩和により中高層の木造ビルの建築もスーパーゼネコンや大手ハウスメーカーで進んでおります。
このように非住宅×木造というのは今後増えていくと見込んでおります。